学校文書コーパス
『学校文書コーパス』とは何か？
このコーパスは，2016年から2018年にかけて，大阪・福岡・石川・埼玉・神戸の小学校，大阪・福岡の中学校，および石川の保育園から， 延べ1594枚の配布物を収集し，構築したものです（表１参照）。公益財団法人博報児童教育振興会第10回児童教育実践についての研究助成・継続助成「生活者としての外国人保護者のための学校文書研究」（研究代表者：李暁燕）の成果の一部です。
『学校文書コーパス』の概要
このコーパスでは，収集した1594枚のプリントを手作業で下のとおりに重要度によって1～5と分類した。また，保育園は分類していない。
5：緊急／要対応（時間変更，持ち物，参観／懇談）
4：学校だより／学年だより
3：興味がある／対象の人だけ要対応
2：単なるお知らせ（情報提供）
1：給食／安全／保健だより（緊急版は重要）
なお，個人情報を保護するために，「小学校の名前」や「校長先生の名前」，「PTA会場の名前」，「住所」，「電話番号」など，固有名詞や個人情報の＊（アステリスク）への置き換えをした。置き換えは漢字・平仮名・カタカナ問わず，1文字1アステリスク，全角文字は＊（全角アステリスク），半角文字は*（半角アステリスク）に置き換えた。例）「森の花小学校→＊＊＊小学校」「校長 東京 太郎→校長 ＊＊ ＊＊」「TEL 06-6457-2070→TEL **-****-****」。
コーパスのデータは一枚の学校配布プリントは1つのテキストファイルとなっている。そして，ファイルの命名規則は表2のとおりである。例えば，「神戸・緊急／要対応・124枚目」は「KB5124」というファイルになっている。例えば，「石川保育園124枚目」は「IKK124」になっている（表2参照）。
利用方法
学校文書コーパスは，研究のためであればどなたでも利用していただけます。以下の検索機能を利用してください。
学校文書コーパス検索